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  • 52,500万円
  • 構造:RC造
  • 築年:平成7年8月築
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賃貸物件オーナー必見 入居者に人気の設備ランキング

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賃貸マンションの空室対策の1つが、魅力的な住宅設備といわれています。 しかし「何が魅力的な設備なのかがよくわからない」というのが、多くの賃貸マンション経営者の本音でしょう。 そのため、「最新設備や流行設備を漫然とそろえて、結果的に家賃値上げに繋がって空室を増やしてしまう」「設備償却など運営費上昇で実収入低下に見舞われる」といった例などが後を絶たないといいます。 これは「部屋を貸してやる」という目線で設備を選んだ結果ともいえます。 空室対策としての「魅力的な設備」は「入居者にとって魅力的な設備」であり、その目安になるのが「入居者に人気の設備」です。 では、どんな設備が入居者の人気を集めているのでしょうか。

入居者が求めているのはセキュリティ設備。

このことについて、さまざまな不動産情報サイトが、それぞれの視点から賃貸マンション向けの「人気設備ランキング」を発表しています。

今回はその中で引用の多い「入居者に人気の設備ランキング2015」から、そのトレンドを探ってみましょう。

これは「全国賃貸住宅新聞」がマンション管理会社へのアンケートに基づき、毎年発表している調査です。


この調査には「この設備があれば、家賃が高くても入居が決まる」設備と「部屋探しの時に『必要』と考える」設備に分けてランキングしています。

前者は同業他社と差別化を図るための付加価値設備、後者は空室対策の必須設備といえそうです。


まず、家賃が高くても入居が決まる設備ベスト3は、「単身者向け物件」の場合は「インターネット無料」が1位、「エントランスのオートロック」が2位、「浴室換気乾燥機」が3位となっています。


一方、「ファミリー向け物件」の場合は風呂釜の「追い炊き機能」が1位、「システムキッチン」が2位、「エントランスのオートロック」が3位です。


このランキングで注目されるのがオートロックです。


単身者向けでは、この他「ホームセキュリティ」が5位、「TVモニター付きインターホン」が7位、「防犯カメラ」が8位にランクインしており、ファミリー向けでは「ホームセキュリティ」が7位にランクインしています。

つまり、セキュリティ関連設備のニーズの高さは単身者向けもファミリー向けも共通しているわけです。そのニーズの高さが設備ベスト3にランクインしたオートロックに集約されたといえるでしょう。


次に、部屋探しの時に必要と考える設備ベスト3は、「単身者向け物件」の場合は「TVモニター付きインターホン」が1位、「洗浄機能付き便座」が2位、「エントランスのオートロック」が3位です。


一方、「ファミリー向け物件」の場合は「追い炊き機能」が1位。

「TVモニター付きインターホン」が2位、「洗浄機能付き便座」が3位となっています。


この結果を見ると、賃貸マンションでは今やTVモニター付きインターホンと洗浄機能付き便座は必須設備になっているようです。

つまり、この2つがないと入居者が集まらないと考えられます。


セキュリティ関連設備へのニーズが強い傾向は、リクルート住まいカンパニーが2015年7月に発表した「2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」でも知ることができます。


同調査の場合、「次に引っ越す時は絶対欲しい設備」は「エアコン付き」が1位、「都市ガス」が2位、「TVモニター付きインターホン」が3位にランクインしており、ベスト3以外でも「防犯カメラ」が9位にランクインしました。


不動産業界関係者も「近年の消費者は、賃貸、分譲を問わずセキュリティ性能の高いマンションを優先的に選ぶ傾向が強まっている」と話しています。


賃貸マンションの差別化は浴室換気乾燥機

さて「入居者に人気の設備ランキング2015」で、差別化を図るための付加価値設備として注目されているのが浴室換気乾燥機とオートロックの2つです。


浴室換気乾燥機は、今や分譲マンションの定番である設備の1つです。

背景には入居者の女性が防犯と排気ガスが衣類に付着するのを防止するために洗濯物の外干しを嫌うことがあるといわれています。

さらに、特にファミリー層が、今日では国民病の1つに数えられている花粉症対策の一環として、洗濯物の外干しを嫌うことがあります。

このため、浴室換気乾燥機を設備していない分譲マンションはもう売れないとさえいわれているようです。


しかし、これほど設備ニーズが顕在化しているにもかかわらず、賃貸マンションの場合は新築、中古を問わず浴室換気乾燥機を設備している物件は少ないのが実情です。

その理由は設備投資額の高さにあるといいます。

導入すると運営費上昇で実収入が低下するため、導入をためらう経営者が多いためです。

だからこそ、「一点豪華」の設備投資で有効な差別化が図れると考えられます。


オートロックも都心の分譲マンションで今や定番化しつつある共用設備の1つです。

したがって、賃貸マンションでも、これを設備すれば入居者募集でマンションの防犯性能を高くアピールできるだけでなく、マンション自体のグレード感も高まります。

しかし、オートロックは後付けで簡単に設備できないので、導入しようとすると設備費に加えそれなりのリフォーム工事費が発生します。

運営費の上昇を考えると、差別化目的で簡単に導入できるものではないのは確かです。


だからといって、導入を諦める必要はありません。

ちょっと視点を変えると、解が見つかります。

それは単身者向け物件で5位、ファミリー向け物件で7位にランクインしている「ホームセキュリティ」です。


この設備はエントランスではなく住戸内にセンサーや非常ボタンなどを設置し、異常を感知すると警備員が駆け付ける設備です。

これなら後付けで容易に導入でき、リフォーム工事は不要です。

セキュリティ設備は警備会社からのレンタルが一般的なので、設備投資もオートロックよりかなり少額に抑えられます。

また、賃貸マンションではあまり普及していない設備なので、オートロックに代わる防犯性能としてアピール力の高い差別化要素にできそうです。


空室対策は「人気設備を導入すれば成功」というものではありません。

また、人気設備の中には数年経てばランク外に消える「はやり物」も少なくありません。

肝心なのは「所有物件エリアの入居希望者の設備ニーズを定期的に観測し、それを分析し、どうすれば設備投資額を抑えて入居者ニーズに適した設備を選べるか」ということです。

その目利き力を養うのは、賃貸マンション経営者ならではの隠れた楽しみなのかもしれません。

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